車内ワリ

車内フェラ
車に関しては、社会人1年目の時に社用車で事故りかけた経験があって、それ以来、全く乗車していなかった。簡単に人を殺してしまうことができる車と言うものの運転が怖くなってしまったのだ。免許に関しては身分証明書代わりに毎回更新には行っており、嘘っぱちのゴールド免許である。
そんなわけで、電車などの交通網も発達している世の中、もう二度と車に乗ることはあるまいと思っていた。そんな僕が車を手に入れることになったのは、高齢で運転免許を返納した父親から「これくらいしか残せる財産はないから」と、黒のセダンを譲り受けたからだ。
車に乗らない僕は、さっさと売却してできたお金で円光でもしよう、と考えていた。手慣れた風俗よりもちょっと不器用な素人の方が僕は断然萌える。これまでもしょっちゅうホテルを取って女の子と遊んでいたが、悩みの種は当然ながらお金だった。金額もばかにならない。そこに車と言う財産を労せずして手に入れたのである。
ただ、僕はそこで、車内ワリと言う言葉があることを知った。僕は、たとえプチ援でも、人目を気にしてホテルを確保する口である。なるほど、セックスまでやるのならともかく、手コキやフェラ程度だったら車内ワリで済ませられるのではないか。移動も楽な上にホテル代も浮くし車内と言うやや狭い空間で密着度も増す。プチ援ならば車内ワリが申し分ないことに気づいたのだ。そして、幸いにも今の僕は車と言うエロスペースを手に入れるに至った。これを有効活用しない手はない。
そして、僕は教習所に通い直して失われていた運転技術を取り戻し、夢の車内ワリ生活を開始した。車でさっと女の子を迎えに行って、駐車場などでさっとプチ援する。女の子の方も楽なのか交渉が成立する確率も上り、僕のプチ援回数は飛躍的に増した。
気づけば、僕は車を売らざるを得なくなっていた。格段に楽になったプチ援に貯金を使い果たし、車を維持するだけの財産を失くしてしまったのだ。どんなにホテル代が節約できるからと言っても、回数をこなせば出費はとんでもない額になることを、車内ワリと言う兵器を手に入れた僕の欲望は認識できていなかったのだ。結局、車を売った金は背負った借金の返済でチャラであり、結果的に僕は車を失っただけだった。金銭感覚をマヒさせる車内ワリには注意してほしい。
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